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エンバーミングとは
故人の友人との最後のご挨拶
故人の友人との最後のご挨拶
故人の友人との最後のご挨拶
 

エンバーミング、あまり聞きなれない言葉ですが、欧米などでは一般的に行われているご遺体への処置です。日本語に訳しますと遺体衛生保存とでも言うのでしょうか。
処置の内容的には遺体に施される修復、防腐処置、殺菌消毒、お化粧などを行い、その技術の総称が「エンバーミング」です。
エンバーミングの手順エンバーミングの料金も併せて参照下さい。

エンバーミングは、エンバーマーと呼ばれる専門知識をもった技術者により脈管への薬液注入などの科学的な衛生保存が施され、ご遺族に安全の提供と心情的に受け入れやすいお姿に身支度させて頂きます。そしてエンバーミングを行ったことにより、ご遺体の腐敗が一時的に止まりますので遺族・親族の皆さまで「葬儀」に付いて十分に考える時間が出来より良いお別れが可能となるのではないでしょうか?

処置の内容を考えますと、「ご遺体にそんなことをするの」とお思いになるかもしれませんが、エンバーミングを行うことにより、故人のお顔やお体の傷(交通事故でお亡くなりになった場合や長期入院でできた皮膚表面のシミなど)などを消すことができます。(内容により不可能な場合もございます。)これにより、葬儀でのご友人と故人とのご対面や、遠方からのご友人の到着を時間を気にせず、最後のご挨拶を行っていただくことができます。

また、一般的にはあまり考慮されていないご遺体のもつ危険性に対しての対処も一般的な処置(ドライアイスを使用した処置方法)よりも確実にエンバーミングは安全性を高めます。

現在、欧米等では、多くのご遺体にエンバ−ミングが施されています。しかし、日本ではまだまだ浸透していないのが現状です。米国では大学によってはMortuaryScienceと言う学科があり葬祭業とエンバーミングなどを学べます。そしてフューネラルディレクター(日本でいうところの葬儀屋さんです)=エンバーマーと言う認識が一般的だそうです。

日本では「家の○○○にかぎって」と言われる方がおられます。私も日本人としてこの感情は理解できます。しかし、公衆衛生と言う視点からみますと「 遺体と接する 」(エンバーミングされていない)ということは、「 危険を伴う事がある 」(感染症)ことを知識として持って頂ければと思います。

下記に「なぜエンバーミングがよいのか、なぜ必要なのか」の理由を掲載しますので、内容をご確認ください。


imageエンバーミングが必要か不必要かは意見が分かれます。最近では病院での院内感染二次感染などの言葉が新聞やテレビでは当たりまえの様に飛び交っています。
しかし、これが遺体に対してとなると全くと言っていいほど考慮されていないのが現状です。
遺体からの二次感染は現実の出来事です。残念ですが人体は死を迎えるとすぐに腐敗が進行し始めます。腐敗とは微生物の作用により人体の有機物が分解される事です。
トリートメントされていない遺体は、微生物の成長する環境の提供元となり公衆衛生を阻害してしまいます。亡くなった方をドライアイスにて処置することは、ご存知だと思いますがドライアイス処置は要するに遺体の温度(体温)を下げ腐敗の進行を遅らせているのです。
(ドライアイスは-70℃ほどでドライアイスの直下にしか殆ど効果は有りません)

人体の腐敗は5℃以下にすると非常に遅くなります。しかし、内臓の消化酵素を持つ臓器は自家融解を起こします。即ち胃腸など食物を消化する為の酵素が胃腸自体を融解してしまうのです。この自家融解を抑えるには0℃以下の低温、又は酵素の活性が失われるほどの高温にすることでほとんど進行しません。しかし、後者は腐敗の抑制と相反することになります。
従いまして、前者の0℃以下に保ち、自家融解を抑制します。
結論としますと遺体を冷却して腐敗及び自家融解を抑えるには、人体の全体を5℃以下にし腹部(消化酵素をもつ内臓の近辺)を0℃以下にすることにより腐敗及び自家融解は抑えられ、効果的な遺体の保存ができます。

しかし、上記の条件を満たした遺体の保存がなされているかと言えばNOです。現実にはドライアイスをただ当てたのみ処置がほとんどです。また現在ドライアイスの有効的な使用方法などの文献や資料などは揃っていません。どのような理由で、どの箇所にドライアイスを当てるかなどを経験や感などに頼っているのが現実だと思います。
エンバーミングが全ての遺体に対して絶対に有効とは言えません。しかし、今後は遺体の扱いに対して数々のことを考慮しなければならない場合、非常に重要な技術であることは間違いないでしょう。

私どもがエンバーミングの必要性を訴えているのは何も感染防止の為だけではないのです。むしろご遺体の状態が維持出来、ご喪家に大切な家族とのお別れを考える時間が出来ることが最大のメリットと考えています。この時間的余裕が悲しい家族の死を直視し受け入れ、乗り越えて行く事の助けになるのではないでしょうか?
故人との対面は、遺族・親族、そして故人ゆかりの人々にとり重要なことと私どもは考えています。その対面をより良くする為にもエンバーミングをご紹介させて頂いています。

参考文献 臨床のための法医学 朝倉書店
参考HP  NFDA

エンバーミングのメリット

・遺族が心情的に受け入れやすい穏やかな表情など遺体の状態が向上する
・安全性の向上(遺体からの二次感染の危険性が低減する)
・長期間の保存が可能(時間的な余裕が故人と向き合うことが出来る)
・損傷を受けたご遺体を元に近い状態に戻すことができる

エンバーミングのデメリット

・ご遺体をエンバーミングルームに移動しなければならない
(オペが自宅などで行なえない為)
・遺族の経済的負担が増す
・心情的に受け入れることができない
(遺体に対して薬液の注入や外科的行為)
エンバーミングの手順エンバーミングの基本料金も併せて参照下さい